愛犬を遊ばせる時には大きな公園に行って思いっきり遊ばせるという方も多いと思いますが、実は自宅の庭をドックランにすることができるということをご存じでしょうか。
今回はお庭をドッグランする際に使用する庭材のポイントや必要なスペースについて解説します。
ドッグランに使用する庭材のポイント
①天然芝
ドッグランで最も見た目が美しくなるのが、天然芝になります。
芝の下が土の地面になるため、柔らかく愛犬の足や腰への負担をなくすことができます。
しかし、天然芝を使用する際の注意点として、手入れに手間がかかる、という点が挙げられます。
他にも除草剤や芝刈り、害虫駆除などをこまめに行う必要がありますが、そのような手間を惜しまないという方には、天然芝はとてもおすすめな庭材になります。
②人工芝
人工芝のドッグランの場合、ほとんどメンテナンスフリーという点で人気の庭材です。
人工芝の状態によって変わりますが、クッション性もあり害虫の心配もないので安心して愛犬を遊ばせることができます。
一方デメリットとして、品質がよくなればなるほど価格が高くなるという点が挙げられます。さらに寿命もあり、耐用年数は長くても10年ほどになります。
もう一点、人工芝は熱くなりやすいという点にも注意が必要です。
植物の場合は自分で熱くなりすぎるのを防ぐことができますが、人工芝の場合は熱を蓄えてしまうため、夏は水を撒くなどの対策が必要になります。
③ウッドチップ
ウッドチップとは木材を細かくしたもので、公園の林道などでよく使用されています。
種類も豊富で、木材によっては木の香りがしたり、防虫効果のあるものもあります。
しっかりと敷き詰めることで、クッションとなるため、怪我の防止もできます。
また愛犬の足が汚れないという点も飼い主にとっては嬉しいポイントになるかもしれません。
しかし、ウッドチップは割れやすいため、愛犬の足に刺さってしまう可能性もあります。
そのため、遊ばせた後には足のチェックを行うようにしましょう。
お庭にドッグランを造るスペースはある…?
そもそもドッグランを造る際に一番気になることは、自宅の庭にそのスペースがあるか、という点だと思います。
大型犬や小型犬、また犬種によっても必要とされるサイズは変わってきますが、一般的には
縦10m×横10mくらいが適切だと言われています。ちなみに大型犬の場合にはそれなりのスペースを確保できないと返ってストレスになってしまう可能性があるため、愛犬のために必要なサイズがどの程度なのかを十分に考えた上で検討するようにしましょう。
いかがだったでしょうか。
お庭をドッグランにする最大のメリットは愛犬の運動不足を防ぐことができるという点です。
遠くまで連れて行けない時でもお庭で遊ばせることができるため、飼い主の負担も軽減されることが期待できます。
ドッグランを造る際には、スペースや庭材など愛犬にとってストレスのない環境を用意できるように慎重に検討するようにしましょう。