東京都を中心に外構(エクステリア)工事を行っているグリーングリーです。設計の段階から、本番さながらのイメージ設計図をお作りするので、あなたの理想を極限まで形にできることが私たちの強みです。今回は一般住宅でアスファルト舗装がおすすめできない理由!についての解説をいたします。
目次
外構工事にアスファルトはおすすめできない。コンクリートがおすすめ!
アスファルトと土間コンクリートの違いについて解説!
アスファルトとは?
アスファルトは天然アスファルトと石油アスファルトの2種類に分けられます。
天然アスファルトは日本で採ることができないため、一般的に使用されるのは原油を蒸留して作られる石油アスファルトになります。
駐車場に使用されるアスファルトは石油アスファルトに砕石や砂などを混ぜて作られています。
アスファルトのメリットは水はけがよく、施工コストが安いという点が挙げられます。また、摩擦に強いため自動車が通行する際のすり減りが起こりづらいのも特徴です。
土間コンクリートとは?
土間コンクリートとは、地面や床面として施工されている平坦なコンクリート舗装のことを指します。白っぽく、極めて頑丈であるという点が土間コンクリートの特徴になります。
また耐久性が高いため耐用年数が長いことが特徴になります。
コストが安いと聞くと、一般住宅でもアスファルトを使えないのか?と考える方もいるかもしれません。しかし、一般住宅でアスファルトが使われることはほとんどありません。その理由を解説します。
一般住宅でアスファルト舗装をおすすめできない理由とは?
アスファルト舗装にもメリットはあります。
しかしそのメリットは大きな道路や駐車場などの広いスペースでこそ発揮されるメリットとなっているため、一般住宅ではそのメリットを十分に発揮することができません。
アスファルトのメリットは以下になります。
アスファルトのメリット
・工期が短い
アスファルトは乾くのが早いため、その分工期が短くなります。
冷えることで固まるため、施工後数時間後には駐車場として使用することが可能です。
工事中は車を別の駐車場に止めておく必要があるため、工期が短い=駐車料金の節約に繋がります。
・走行性が良い
アスファルトには目地がないため、走行性が良いのも特徴です。
雨天時に滑りにくいため、安全に走行することができます。
・排水性に優れている
アスファルトは排水性が良いため、雨天時に水はけできます。
雨の日など滑りやすい日でも安全に走行できます。
水はけがよく水たまりもできにくいため、大きな駐車場などで使用されるのが一般的です。
これらのメリットは、いずれも、大きな駐車場や道路を作る際に発揮されるメリットとなります。そのため、一般住宅の外構にアスファルトが利用されることはほとんどありません。
アスファルトのデメリット
・デザイン性に劣っている
コンクリートの場合、色や柄の変更ができるのに対しアスファルトはそのようなデザインの変更ができません。
道路と同様、黒い地面になってしまい、見た目に美しいとは言いづらいです。
アスファルトが一般宅で選ばれない理由はデザイン性が劣っているからだと言えます。
・高温の状態でしか使用できない
アスファルトは150°Cを超える高温で運ばれてきます。
冷めてしまうと使い物にならなくなってしまうからです。
一般住宅での舗装は駐車場も少ないため、アスファルトを乗せたダンプカーが入らず、一度に運ばれてくるアスファルトも少なくなります。
冷め切ってしまった場合、もう一度高温にすることで使用できるようになりますが一般住宅ではそれを行うことはできません。
そのためは一般住宅ではアスファルトを使用するのは難しいと言われています。
コンクリートが外構工事に向いている理由とは?
一般住宅でよく使用されるのがコンクリートになります。
駐車場が土のままだと気になる…という方はぜひコンクリート舗装を検討してみてください。まずは、コンクリート舗装のメリット・デメリットをみていきましょう。
コンクリートのメリット
・経年劣化しにくい
・白色や灰色のため明るい床面にできる
・アスファルトに比べて夏間に夏がこもりにくい
コンクリートのデメリット
・伸縮素材のため継ぎ目を作る必要がある
・施工した後に完全に硬化するまで1週間ほど時間がかかる
・雨の日に滑りやすい(※表面を滑りにくいように加工し仕上げることが可能)
アスファルトを住宅に使うケース
アスファルトは一般住宅に使われることはほとんどないとご紹介しましたが、稀にアスファルトが用いられるケースもあります。
広い駐車スペースが必要な場合です。
特に3台以上の車庫が必要な場合や貸駐車場の場合などに、アスファルトが使用されます。
アスファルトを施工する際の手順と注意点
一般住宅のお庭ではなくても、広い駐車場があったり、月極駐車場を作りたいといった時に、アスファルトを検討する場合もあると思います。
アスファルトを使用する際の手順と注意点をご紹介します。
アスファルト工事の手順
1.土を10cmほどの深さに堀削し、土地をならし、砕石を敷き詰める。
2.砕石を転圧し、整地する
3.アスファルト材を5cmほどの厚みに敷いていく
4.アスファルトを転圧し、表面を固める
アスファルト以外にも、駐車場の車止めやフェンスなどの設置が必要な場合には、同時に施工します。
アスファルトは施工中に独特の臭いが発生するため、施工前に近隣住宅などに工事期間を伝えておくことでトラブル防止になります。
アスファルト工事をする際の注意点
自宅の駐車場にアスファルトを使用する方は少なく、一般住宅にはコンクリートが使用される場合が多いです。
コンクリートに比べてアスファルトは初期費用が抑えられますが、コンクリートよりも耐久性が劣るため、メンテナンス費用も予算として考えておく必要があります。
定期的にアスファルトの状態を確認し、メンテナンスを行うことがとても重要になります。
外構工事にアスファルトはおすすめできない。コンクリートがおすすめ!
いかがだったでしょうか。
外構は設備だけでなく舗装に何を用いるかというのも重要な選択ポイントとなります。
アスファルト、コンクリートはそれぞれに特徴があり、外構のどこで使用するかという点も判断ポイントの1つとなります。
実際に施工する段階になった時に、デザインで後悔することがないように外構のことでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
それぞれのご家庭に合った外構工事をご提案させていただきます!
ぜひ特徴を理解し、素敵な外構を完成させてください!